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入れ歯の違いによって熱の伝わり方が違う?

入れ歯を入れると「味がしない」と感じる方は少なくありません。入れ歯を入れることで、熱の伝わり方が全く異なるため、味に違和感があるものと考えられます。

また入れ歯には色々な種類がありますが、全ての入れ歯が熱が伝わりにくいのでしょうか。

 

入れ歯は、これまでお口の中になかったものが急に入ります。そのためまず感じるのが、異物感です。小さな部分入れ歯ならそれほど感じないかもしれませんが、歯を全て失った方や、多くの歯を失った方は、たくさんの人工歯が付いた大きな入れ歯を作製する必要があります。この場合、上顎に異物感を感じてなかなか慣れないかもしれません。そのため食べ物を噛み辛く、食事に不便を感じる方も多いでしょう。

 

そしてもうひとつは、熱の伝わり方です。食べ物の美味しさは、熱も大きく関係します。

入れ歯には色々な種類がありますが、保険適用の入れ歯は、素材が樹脂になります。

樹脂の場合、もし破損しても修理がしやすいというメリットがありますが、プラスチック特有の割れやすさを兼ね備えているため、ある程度入れ歯に厚みが必要になります。

しかし樹脂の場合、熱伝導率が低いうえ、入れ歯に厚みがあるため食事の美味しさが伝わりにくくなってしまいます。

 

いっぽう自費診療の入れ歯の場合、多くは上顎の部分に金属が使われている金属床(しょう)になります。金属は樹脂と比べると熱伝導率が良く、温かい食べ物の熱が伝わりやすいため、美味しく食事が頂けることが大きなメリットです。

また自費診療の入れ歯は精度の高いものが多く、とても使い勝手がよいため、食事をはじめとした自然な日常生活を送ることができます。

自費診療の入れ歯の費用は高額となり、100万円を超えるものもあります。しかし入れ歯は毎日の食事にとって欠かせないもの。費用は高くなりますが、丈夫さと熱を伝えやすい性質などを理由に、精度の良い自費素材の入れ歯を希望する方もたくさんいらっしゃいます。

 

保険診療の入れ歯が必ずしも悪いわけではありません。予算を抑えて機能を回復することができることはメリットですが、食事の面ではどうしても自費診療の金属床の入れ歯には劣ります。

入れ歯を作製するときは、どこにいちばん重点を置くのか、歯科医師とよく相談をして、ご自身が納得のいく治療を受けていただくことが最も大切です。

入れ歯選びに迷ったら、まずはしっかりと歯科医師に相談するようにして下さい。

 


歯槽膿漏は何歳くらいから発症する?

今では歯周病という呼び名が一般的になっている歯槽膿漏は、歯周病原菌によって歯ぐきやその周囲の歯周組織に起こる炎症で、歯を失う原因のトップと言われています。

お口の中には非常に多くの細菌が存在しており、歯槽膿漏もまさに細菌によって引き起こされてしまいます。虫歯と並ぶ歯の二大トラブルのひとつ、歯槽膿漏は何歳くらいから発症するものなのでしょうか。

 

■低年齢で発症するのは「歯肉炎」

歯槽膿漏になると必ず起こる症状は、「歯ぐきの腫れや出血」です。しかしこの症状は、幼い子どもや学童期、思春期でも非常によく起こります。この年齢で起こる歯ぐきの腫れや出血は「歯肉炎」と位置付けられるものが一般的で、主にブラッシング不足による汚れが原因です。

また子どもは唾液分泌量が多く、免疫力も強いことから歯槽膿漏に進行することはめったにありません。

とは言うものの、10代では絶対に歯槽膿漏にならないとも言い切れません。

 

■歯槽膿漏が進行し始めるのは20代から

歯槽膿漏は、お口の中の細菌のバランスによって発症すると考えられます。

10代の頃は歯肉炎ですんでいたのが、20代になって少しずつ歯槽膿漏に進行し始めます。

歯槽膿漏は、歯周病菌の存在の他に、喫煙や糖尿病などといった生活習慣やリスクファクターなどが深く関わります。

では同じ歯ぐきの腫れや出血でも、歯肉炎と歯槽膿漏はどこが違うのでしょうか。それは炎症が歯ぐきだけで留まるか、歯槽骨内にまで広がり、顎の骨が少しずつ吸収されているかどうかです。

また口腔内の細菌のバランスも歯槽膿漏の発症に大きく関わります。そして歯周病に罹患している年齢は、40代から50代くらいと言われています。どんなにしっかりと歯磨きを行っていてもメンテナンスを受けていても、歯周病は少しずつ進行していきます。若い頃のお口の中とは異なり、20代から少しずつ進行し始めた歯槽膿漏は50代が最も罹患率が高くなります。

 

もうひとつの特徴は、20歳を超えると虫歯よりも歯槽膿漏になりやすくなるということです。小さなお子さんや学童期の歯は乳歯や生えたばかりの永久歯であるため、非常に虫歯に罹患しやすいのです。

ところが20歳を超えると永久歯はだんだん丈夫になり、どちらかといえば虫歯になりにくい歯になります。そのため「虫歯がないから歯医者へ行かない」人が増え、その結果歯槽膿漏が進行してしまい、歯がグラグラして最終的に歯を失う結果を迎えてしまいかねません。

このように歯槽膿漏は痛みなく進行するため、気が付けば歯槽膿漏になってしまっているのです。

 

■定期検診をしっかりと受けること

お話したように、歯槽膿漏は20歳を過ぎたころから徐々に進行し始めます。たかが歯肉の腫れ、とのんびり構えていると、後で後悔することになってしまうかもしれません。

毎日の歯磨きの他に、定期検診を必ず受診して、歯槽膿漏から歯を守るようにしましょう。


歯周病と医療費の関係

「定期的に歯のクリーニングに通うとお金がかかるから行きたくない」と感じる方はいませんか?確かに歯周病予防のための歯石除去やクリーニングはある程度費用がかかります。しかし歯周病になってしまうと、かえって医療費がかかってしまうのです。今回は歯周病と医療費の関係に焦点を当ててみたいと思います。

 

■歯周病の怖いところとは

歯周病は虫歯と並んで歯を失う2大疾患のひとつと言われており、特に最近は虫歯よりも歯周病によって歯を失うケースが増えてきていると言われています。

歯周病を予防するためには毎日の歯磨きに加え、歯科医院で定期的な歯石除去やクリーニングが必要です。

しかし治療ならともかく、予防のためにわざわざ高いお金を払う必要はないのではないか、また歯石除去やクリーニングはお金がかかるからという理由で受診しなくなると、歯周病は確実に悪化します。

歯周病が進行するとどのようになるか、自覚がない方もたくさんいらっしゃいます。そこが歯周病の怖いところであり、症状が悪化するまで歯周病に気づかない方も少なくありません。歯ぐきの腫れや出血の初期症状から始まり、口臭がきつくなる、歯ぐきが下がる、顎の骨が吸収され始めて歯が揺れ動くという症状に進行します。さらに悪化すると歯ぐきに膿が溜まり、ひどい口臭を放つため周りに不快感を与えてしまいます。そしてますます歯が揺れ動き、最終的に抜け落ちるか抜歯になってしまいます。

 

定期的に歯石除去を受けていると、歯周病の進行を抑制し、現状維持を保つことができますが、何も気になることはないからと定期検診を受けずにいると、後悔する結果が待ち受けていると言っても過言ではありません。

 

■歯周病は全身の健康に関わっている

歯周病の怖いところは、お口の中だけでなく体の健康にも関わっているところです。

特に関わりが深い全身疾患として糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、早産および低体重児出産などが挙げられます。

特に糖尿病は合併症を伴う怖い病気です。この糖尿病は歯周病と関わりが非常に強いと言われています。

 

全身の病気になると医療機関を受診する機会が増え、医療費が増えてきます。

また歯周病になって歯を失うと、噛む機能が著しく低下し、体の健康にも悪い影響をあたえてしまいます。食事が疎かになることで体の健康を損ね、様々な病気のもとになるのです。

 

■生涯医療費を抑えるためにも定期検診はきちんと受けるべき

定期検診を受けると確かに費用は必要になります。しかし定期検診を受けずに過ごすと、やがて歯石が溜まって歯周病リスクが高まり、気付かない間に症状が進行します。

歯周病になると歯がグラグラしてしっかり噛めなくなり、体の健康にも影響が及んでしまいます。体の健康に影響が出ると医療機関を受診する回数が増え、結果的に費用がかかることになってしまいます。医療費を抑えるためにはまず健康でいることが第一です。

歯周病にならないためにも、定期検診はきちんと受けておきましょう。


歯ぐきの腫れの原因とは

歯ぐきの腫れは、歯磨きがきちんと行えずに汚れが溜まるとすぐに起こってしまいます。しかし歯ぐきの腫れは単にお口の中の不衛生だけ起こるわけではありません。中にはすぐに処置を必要とするケースもあり、その原因は様々です。今回は、歯ぐきの腫れの原因についてお話をいたします。

 

■歯ぐきの腫れについて

歯ぐきの腫れとは、歯ぐき全体が赤く腫れ、指で触ってプヨプヨしていたり、出血するなどがよく比較的見られます。一方、特定の部位の歯ぐきが腫れている場合、何らかの細菌感染が疑われます。以下に、歯ぐきが腫れる原因は次のことが挙げられます。

 

・ブラッシング不足による歯肉炎

歯ぐきの腫れで最も多い、ブラッシング不足による歯肉炎は特に思春期のお子さんや、妊婦の方によく見られます。丁寧なブラッシングで改善が可能です。

 

・歯周病による歯ぐきの腫れ

歯肉炎はブラッシングで改善できますが、歯周病による歯ぐきの腫れは、自宅でのブラッシングだけでは改善が難しいでしょう。歯周病は、歯周病菌により歯ぐきや歯周組織に起こる炎症です。歯周病が進行すると歯と歯ぐきの溝である歯周ポケットの数値が大きくなります。歯周病菌が歯周ポケットへ入りこむと歯ぐきの炎症を引き起こし、慢性的な歯ぐきの腫れを引き起こします。

 

・合っていない被せ物

被せ物が合っていないことも、歯ぐきの腫れを引き起こしてしまいます。歯と被せ物のの周囲に細菌が繁殖することで歯ぐきが腫れてしまいます。

 

・根尖性歯周炎

根尖性歯周炎という聞き慣れない名前も、歯ぐきの腫れの原因になります。根の先に膿が溜まることで歯ぐきが腫れてしまいます。

根尖性歯周炎の原因は、根の治療後に再び細菌が繁殖すること、また歯をぶつけて神経が芯でしまったことによるものがあります。歯肉炎のように歯ぐきのきわでなく、根の先端近辺で腫れが起こります。

なお根尖性歯周炎は歯科医の痛みの中で最も痛いと言われています。あまりに症状がひどいときは、大きな口腔外科で点滴などの処置が必要になる場合があります。

 

・智歯周囲炎

智歯とは親知らずのことで、親知らず周囲の歯ぐきが腫れることを智歯周囲炎と言います。

親知らずはいちばん奥に生えているためブラッシングが非常に行いにくく、汚れが溜まりがちになります。溜まった汚れにより細菌が繁殖し、歯ぐきの腫れを引き起こしてしまいます。

 

・歯根破折

歯根破折とは、歯の根が割れている症状のことです。歯の根が割れるとその部分から細菌感染が起こります。そのため割れてしまった歯の周辺全体が腫れてしまいます。

 

■歯ぐきが腫れたら早めに歯科医院を受診すること

歯ぐきの腫れについてお話をしました。歯ぐきの腫れは、歯肉炎だけとは限りません。強い痛みを感じる場合や特定の部位だけが腫れている場合、できる限り早めに歯科医院を受診して、適切な処置を受けることが大切です。


デンタルフロスのご紹介

皆さんこんにちは。歯科衛生士の中嶌です。

前回の星川に続きパワーアップ商品のご紹介です。

 

いきなりですが、皆さん虫歯の好発部位(できやすい場所)をご存知ですか?

・噛み合わせ(咬合面)

・歯と歯茎の境目(歯頸部)

・歯と歯の間(隣接面)です。

その中でも歯と歯の間は目には見えにくく、気づいた時には進行していることも!!

そして普段歯磨きはきちんとしてるのに…という方も多いと思います。

でも、実は歯ブラシだけでは6割〜7割程の歯垢しか落とすことが出来ないんですよ!

そこで登場するのがデンタルフロス!!

歯と歯の間の汚れは専門のケア用品にお任せ!

1日1回のケアで虫歯リスクがぐっと下がります。

特に使用する時間帯は寝る前がおすすめです。

その理由は、就寝中は唾液の分泌が少なくなり、口の中の細菌が増殖しやすい環境になるためです。

就寝中の口の中を清潔に保つには、寝る前に細菌のかたまりである歯垢をできるだけ取り除くことが大切です。

ではお子さんの場合もフロスは必要でしょうか??

もちろんです!!!

乳歯の虫歯の進行は永久歯より早く進みます。

フロスを使ってお子さんの大切な歯を守ってあげましょう。

そんな親御さんの想いに応えたく入荷したのが、お子さん用デンタルフロスフロッシーです。(前置きがだいぶ長かったですね…笑)

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ぜひお試しください☆

 


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