歯ぐきの腫れの原因とは
歯ぐきの腫れは、歯磨きがきちんと行えずに汚れが溜まるとすぐに起こってしまいます。しかし歯ぐきの腫れは単にお口の中の不衛生だけ起こるわけではありません。中にはすぐに処置を必要とするケースもあり、その原因は様々です。今回は、歯ぐきの腫れの原因についてお話をいたします。
■歯ぐきの腫れについて
歯ぐきの腫れとは、歯ぐき全体が赤く腫れ、指で触ってプヨプヨしていたり、出血するなどがよく比較的見られます。一方、特定の部位の歯ぐきが腫れている場合、何らかの細菌感染が疑われます。以下に、歯ぐきが腫れる原因は次のことが挙げられます。
・ブラッシング不足による歯肉炎
歯ぐきの腫れで最も多い、ブラッシング不足による歯肉炎は特に思春期のお子さんや、妊婦の方によく見られます。丁寧なブラッシングで改善が可能です。
・歯周病による歯ぐきの腫れ
歯肉炎はブラッシングで改善できますが、歯周病による歯ぐきの腫れは、自宅でのブラッシングだけでは改善が難しいでしょう。歯周病は、歯周病菌により歯ぐきや歯周組織に起こる炎症です。歯周病が進行すると歯と歯ぐきの溝である歯周ポケットの数値が大きくなります。歯周病菌が歯周ポケットへ入りこむと歯ぐきの炎症を引き起こし、慢性的な歯ぐきの腫れを引き起こします。
・合っていない被せ物
被せ物が合っていないことも、歯ぐきの腫れを引き起こしてしまいます。歯と被せ物のの周囲に細菌が繁殖することで歯ぐきが腫れてしまいます。
・根尖性歯周炎
根尖性歯周炎という聞き慣れない名前も、歯ぐきの腫れの原因になります。根の先に膿が溜まることで歯ぐきが腫れてしまいます。
根尖性歯周炎の原因は、根の治療後に再び細菌が繁殖すること、また歯をぶつけて神経が芯でしまったことによるものがあります。歯肉炎のように歯ぐきのきわでなく、根の先端近辺で腫れが起こります。
なお根尖性歯周炎は歯科医の痛みの中で最も痛いと言われています。あまりに症状がひどいときは、大きな口腔外科で点滴などの処置が必要になる場合があります。
・智歯周囲炎
智歯とは親知らずのことで、親知らず周囲の歯ぐきが腫れることを智歯周囲炎と言います。
親知らずはいちばん奥に生えているためブラッシングが非常に行いにくく、汚れが溜まりがちになります。溜まった汚れにより細菌が繁殖し、歯ぐきの腫れを引き起こしてしまいます。
・歯根破折
歯根破折とは、歯の根が割れている症状のことです。歯の根が割れるとその部分から細菌感染が起こります。そのため割れてしまった歯の周辺全体が腫れてしまいます。
■歯ぐきが腫れたら早めに歯科医院を受診すること
歯ぐきの腫れについてお話をしました。歯ぐきの腫れは、歯肉炎だけとは限りません。強い痛みを感じる場合や特定の部位だけが腫れている場合、できる限り早めに歯科医院を受診して、適切な処置を受けることが大切です。
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