早期発見・早期治療が大切です!!

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皆様、こんにちは。タクヤデンタルクリニック勤務医の野川です。

2015年も始まりましたね。

本年もタクヤデンタルクリニックは勿論、歯の豆知識ブログをなにとぞよろしくお願いいたします!

前回は小松先生から虫歯 C0、C1までお話ししていただきました。

今回は虫歯の次の段階「C2」に関してお話ししたいと思います。

当然、C2はC1より進んでしまった虫歯です。

C2は象牙質まで達した虫歯で、歯髄(神経)までは進行していない虫歯です。
C2 文字付
象牙質はエナメル質よりやわらかいため、虫歯の中で進行は一段と速まりやすくなり、大きくなると
歯髄に刺激が達しやすくなり冷たいものや甘いもので痛みを感じるようになります。
C2の場合の治療は多くの場合、虫歯を削り、金属や樹脂の詰め物を使った治療を行います(保険の場合)。
しかしながら歯髄への刺激が強く、痛みが大きいなどの場合は残念ながら神経を取る可能性が高くなってしまうこともあります。
いずれにしても、虫歯にならない歯磨きが重要ですが、もし虫歯になったとしても大きくなる前にそして歯髄に波及する前に発見して、治療する!これが大切です。
「早期発見」「早期治療」を心がけていきましょう。
お正月 羽子板3

痛くない虫歯のお話

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こんにちは!タクヤデンタルクリニックの小松です。

前回までは歯ってどういうものなのか?っていうお話をしてきましたが、今回からは虫歯のお話をいていこうかと思います。

私たちは虫歯を大きく5段階に分けているんです、C0、C1、C2、C3、C4の5つです。その中で今回はC0とC1についてお話をし

ていこうかと思います。

まずはC0ですがこれはいわゆる初期虫歯と言われるものです。見た目は白く濁っているような虫歯です、基本的には治療はしません!

 「えっ!」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、この段階の虫歯は元の健康な歯に戻る可能性があるからなんです!ではどうやったら元にもどるかというと、しっかりと歯磨きができていれば歯は「再石灰化」っていうことをおこして元にもどってくれるのです。小さいお子さんの乳歯や生えたての永久歯ならフッ素を塗布するとより効果的ですね。

次にC1についてです。これは以前ブログで書かせてもらったエナメル質の中の虫歯になります。ですから基本的には痛みを感じないのです。しかし虫歯ですからほっておくと、その先の痛い虫歯になってしまいます。では治療は?というと、虫歯を削って詰めて終了になります。麻酔も使わないことがほとんどです。ですから早い段階で治療したいですよね。

今回は虫歯のC0とC1のお話でした!今年もあと少しとなりましたね~良いお年を!

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神経は歯の栄養源なのです

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皆様、こんにちは。タクヤデンタルクリニック野川です。

すっかり冬に突入しましたが皆様お風邪などひかれていませんか?

今回は「歯髄・神経」に関してお話しさせていただきます。

神経.png

象牙質に囲まれた歯髄腔の中を満たしている軟組織を「歯髄」といいます。俗に「神経」といわれる部分です。

歯の痛みを感じるのは主にこの歯髄です。これだけだととても嫌な組織に思えますね。

でも違うのです!

歯髄には歯の痛みを感じる役割以外にも「象牙質の形成」「歯への栄養供給」「炎症などの刺激に対する防御反応」等々・・

我々の歯を守ろうとする様々な役割があるのです。

歯髄の内部には神経だけでなく多くの細胞や血管、リンパ管などがありそれぞれ活動しています。

ですから、歯髄がなくなってしまうことはイコール歯の栄養源を失うことになり、歯が脆くなり歯の寿命にも影響してしまうのです。

少しでも歯を長く健康に保つためにも、歯髄・神経を守ることが大切です。

適切なブラッシングや定期健診など心がけていきましょう!!

これからもっと寒い日が続きます。どうぞ温かいお食事で栄養を取られまして健康にお過ごしください。

タクヤデンタルクリニック野川でした~。

見えないところで働いている象牙質

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象牙質のお話

こんにちは、タクヤデンタルクリニックの小松です。

今回も歯の構造についてのお話で象牙質にスポットを当てていきたいと思います。

 

 

象牙質はエナメル質の下にある組織です、健康な歯では見えないですが影ながらエナメル質を支えている重要な組織です。エナメル質よりも柔らかく骨に近い硬さをもっています、

前回のお話でエナメル質は割れやすい弱点があると書きましたが、その弱点を補っているのが象牙質なのです、硬いエナメル質の下に柔らかい象牙質が支えている事によりエナメル質が割れにくくなっているのです。エナメル質と象牙質の連携プレーでおいしい食事が取れるのですね。

 

そして象牙質は再生します、エナメル質は一度無くなるともとには戻りません。しかし象牙質は再生するのです、どこに再生するかというと象牙質の中には歯髄という歯の神経があるのですがそのスペースを借りて再生するのです、これを第二象牙質と言ったりします。

 

 しかし象牙質にも弱点はあります。エナメル質を支えるための柔らかい性質、これが虫歯の進行を早める結果になってしまいます。そして刺激を受けると痛みを感じます、テレビのCMとかで「知覚過敏(ちかくかびん)」という言葉をきいたことありませんか?これは虫歯じゃないんですけど象牙質が反応して痛みを感じているのです。

痛みが出ないようにしっかりした歯磨きの仕方を心がけましょう。

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歯の豆知識 エナメル質はダイヤモンドで削ります。

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エナメル質のお話

はじめまして、タクヤデンタルクリニックの小松と申します。前回からスタートしたタクヤデンタルクリニックのブログですが今回は僕が歯の構造についてお話させていただきます。

0367001001 エナメル質.png今回は特にエナメル質にスポットを当てたいと思います。ではエナメル質どこ?ということなのですがエナメル質というのは歯の表面の名前です、口をあけて見える健康な歯はエナメル質ということになります、大体1から2mm程度でその下には象牙質かあります。

ではどういうものなの?実は体の中で一番硬い部分です、骨よりも硬いです。だから治療で削る時は人工ダイヤモンドを加工した道具を使います。イメージで言うと陶器つまりお茶碗とかに近い性質をもっています、だから健康な歯はつるつるしています。硬い事はとてもいいことですが、逆に弱点でもあります、お茶碗を落としたりぶつけたりすると割れてしまいますよね?エナメル質も同じで硬いのもなどを噛んじゃうと割れてしまいます

 

そして、髪の毛や爪と同じで痛みを感じません、痛みを感じるのはエナメル質の下にある象牙質からです、なので痛みがないから虫歯じゃないという事ではなく痛みを感じたら実はかなり進行しているという事がよくあるので定期健診はやっぱり重要ですね。

歯の数は何本か知っていますか?

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皆さん、こんにちは。タクヤデンタルクリニック歯科医師の野川です。

今回より、タクヤデンタルクリニック常勤歯科医師の 野川と小松にて簡単な

「歯の豆知識」をブログにてお伝えできたらと考えております。

皆様のお役に立てるように頑張ってお伝えしていきたいと思います。

歯のキャラ.png

まだ、ブログ初心者2人ドキドキのスタートですが、温かく見守って頂けると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします!!

さて、初回のテーマは「歯の数」です。

皆さん、ご自身の歯の数をご存知ですか?

全て揃っている口腔内の歯の数は?答えは・・・






永久歯は親知らずを入れて32本!!(上顎16本 下顎16本)

乳歯は20本!!(上顎10本 下顎10本!)です。

いかがでしょうか?すぐに答えられましたでしょうか?

2.png













歯の種類は永久歯で 前歯上下12本 小臼歯上下8本 大臼歯上下12本

       乳歯で   前歯上下12本 乳臼歯上下8本         となります。

どうぞ、鏡を見て数えてみてくださいね。

いかに、この数の「歯」を守るのか・・・それが皆さんの歯磨きの大切さに繋がり、

そして皆様の大切な「歯」を守ることが私たち歯科医療従事者の使命と考えます!

今回は簡単でしたが「歯の数」についてお届けしました。今後もたくさんの豆知識をお伝えしていけるように

頑張ります!次回は当院の若きホープ小松先生の登場です。テーマは「歯の構造・エナメル質」です。

お楽しみに!!タクヤデンタルクリニック野川でした~