小児歯科
お子さまの通える歯科医院にお困りではありませんか?
はじめまして!
タクヤデンタルクリニックで小児歯科を中心に診療させていただいている、歯科医師の野川です!
当院では、歯科医院という慣れない環境で心細い思いをしがちなお子さまのために、女性歯科医師の私が主に小児歯科を担当しております。
当院には三児のパパである男性歯科医師の日向(ひなた)も在籍しており、お子さまの気持ちに寄り添った治療で好評を博しております。
院内に入ってすぐの待合室にはキッズスペースを設けており、診察前のお子さまの緊張をほぐしてくれます。また、無料託児サービスも行っており(要予約)、育児経験豊富なスタッフがお子さまをお預かりします。
そのため、兄弟児さま同伴での来院もしやすく、お母さまご自身の歯科治療が必要な場合にもすぐに対応させていただけるので、家族ぐるみで利用していただける医院となっております。
小児歯科をご予約の際には、男性歯科医師・女性歯科医師のどちらをご希望か、お伝えください。
小児歯科チーム一丸となってお子さまの歯の健康をバックアップさせていただきます。
小児歯科が一般歯科から独立しているのはなぜでしょう?
小児歯科が一般歯科から独立しているのは、すでに成長の終わった大人と違い、小児の心と体が成長の真っただ中にあるからです。そのため、小児歯科においては単なる「治療」だけではない、小児の成長や発達段階に合わせた適切な対応が必要となります。
このニーズを満たすため、小児歯科という専門領域が設けられています。
小児歯科が目指すもの
では、小児歯科が目指す目標とは何でしょうか?
それは、日々成長・発育していくお子さまのお口の中や歯の健康を保ち、乳歯から永久歯へとダイナミックに交換していくプロセスが正常に移行できるように、成人期まで長期にわたってサポートすることです。
乳幼児期から学童期にかけては、基本的な生活習慣の確立する大切な時期です。この時期に獲得した良い習慣が、成人期になっても健康やより良い人生を支えてくれるのは歯科についても同じです。
そこで当院では、お子さまの歯が乳歯のうちにこそお口の健康を生涯にわたって守る正しい食生活や歯磨き習慣、歯科医院との良好なパートナーシップを確立していただきたいと考えています。
乳歯は永久歯と比べて虫歯になりやすく、お子さま一人では上手に歯磨きしにくい、甘いお菓子や飲料などの誘惑がある、そもそも歯磨きが嫌でやろうとしない・・・などなど。
お母さまにとっては頭の痛い問題がいっぱいです。
小児期のお口の中を管理するのは、成人期とは違った難しさがあります。けれども、小児期に獲得した良い習慣と良好な口腔内環境は、お子さまの一生の財産になります。私たちと一緒にこの目標に向かってがんばりましょう!
どうして乳歯は虫歯になりやすいのか?
乳歯には永久歯にはない特性があります
その特性の違いを、乳歯を取り巻く環境要因と、乳歯そのものの持つ性質の二つに分けて説明してみましょう。
乳歯が虫歯になりやすい環境要因
- 小児は歯ブラシを上手に使いこなして歯磨きをすることができないので、磨き残したプラークがたまりやすくなります。
- 小児は顎の骨が成長中なので、成長に伴って乳歯と乳歯の間にできた空間に食べかすがたまりやすく、これが虫歯菌の活動を助けてしまいます。
- 小児は大人と比べて一回の食事でとれる食事量が少ないので、間食などで食事回数が増加し、虫歯になるリスクが増えます。また、糖分が多く歯にくっつきやすい粘着質の食べ物(あめ・グミなど)を好んで食べると、さらに虫歯菌の活動が活発になり大量の酸が発生するので虫歯の進行に拍車をかけてしまいます。
乳歯そのものの持つ性質
- 乳歯は永久歯と比べるとエナメル質と象牙質の厚さが半分で、虫歯菌の放出する酸に耐える力が弱いです。永久歯に比べて再石灰化の働きも弱いので、修復力にも劣ります。
- 乳歯は永久歯と交換する歯なので、永久歯と交換する頃には歯冠がすり減って象牙質が露出していたり、歯根が吸収し始めていたりと、より虫歯になりやすい状態に置かれます。
- 乳歯には後から生えてくる永久歯のためのスペース確保の役割があります。 乳歯には同種の乳歯が順番に抜けて、後から生えてくる永久歯がきれいに生えそろうように調整する役割もあります。そのために、永久歯との交換時期まで乳歯を健康に保てないと、その後の永久歯の歯並びに影響してくることになります。
お子さまの歯磨きに自信を持ってもらうために
このように、お子さまには大人以上に丁寧な歯磨きが必要なことがご理解いただけたことと思います。
けれども、忙しいお母さまがずっと付きっ切りでお子さまの歯磨きとお口の健康を見守るのは、並大抵のことではありません。
そこでぜひ、ブラッシング指導は当クリニックのスタッフを頼りにしていただきたいのです。
刻々変化するお子さまのお口の中をいつも見守り、丁寧・親切・優しい指導で、お子さまに楽しく、無理なく正しい歯磨き習慣を身につけていただけます。
「自分で上手に歯磨きできた!」お子さまの感動を、お母さまと一緒にスタッフ一同で分かち合いたいと思っております。
お子さまの日頃の歯磨きで感じられたお困りごとは、小さなことでもぜひスタッフにご相談ください!
歯医者さんとの出会いをハッピーなものにするために
残念なことに「歯医者さんが大好き!」というお子さんはあまりいません。けれども、私たちタクヤデンタルクリニックはそれをチャンスととらえています。
なぜならば、「痛い」「怖い」「何をされるかわからなくて不安」といった、不快になるような経験がなければ、歯医者を嫌いになることはないからです。
特に見慣れない医療機器に囲まれて一人で診療台に座るお子さまの不安感を放置したまま治療を行うことは、タクヤデンタルクリニックでは許されるべきことではないと考えています。
そこで、小児歯科においては成人歯科治療にもまして「丁寧な説明」「優しい声かけ」「無痛治療」「不必要に削らない・抜かない」治療を心がけています。
そうすることで歯医者嫌いのお子さまを一人でもなくし、苦手意識を持たないでいつでも歯科医院を訪れることができる人になってもらうことが、タクヤデンタルクリニックスタッフ一同の願いです。
「タクヤデンタルクリニックは怖くない。楽しく通える歯医者さん!」とお子さまに笑顔で言っていただける歯科医院を目指して頑張っていきたいと思います。
小児期から身につけた予防習慣は生涯歯の健康を守ってくれる
北欧の国スウェーデンは虫歯予防ケアの先進国として有名です。けれども、かつては虫歯大国と呼ばれた日本よりも子どもの虫歯が多い国でした。ところが国を挙げて国民の虫歯根絶運動を行った結果、子どもの虫歯は日本の10分の1以下にまで減少させることに成功したのです。
そんな虫歯ゼロ大国スウェーデンが行ったのも、徹底した予防歯科の取り組みです。
当院でもお子さまが歯科医院に慣れ、スタッフと良好な信頼関係が築けた頃から下記のような取り組みを行っております。
- お子さまの歯の健康を守る歯磨き指導
- 望ましい口腔内環境を得るための食育指導
- 定期的なメンテナンス
- フッ素塗布による乳歯及び永久歯の保護
食事は毎日行うので、歯磨きする・しないに関わらず歯に汚れは付いていきます。まめに掃除をしていても部屋の隅や家具の隙間に汚れがたまって、定期的な大掃除が必要になるように、毎日歯磨きしていても取れない汚れを定期的にきれいにする必要があるのです。
そのために、子どものうちから定期的な予防歯科のメンテナンスを受ければ、「きれいな部屋は気持ちいい!」と同じ感覚で「きれいな口は気持ちいい!」と口腔衛生の意識を高め、モチベーションを維持し続けてもらうことができます。
そうして身につけていただいた予防習慣は、お子さまの歯の健康を生涯守ってくれることでしょう。