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高齢者でもインプラントを受けられるのか?

インプラントは、失った歯の部分の顎の骨に人工歯根として、インプラント体を埋め込みます。機能回復手段としてメリットの多いインプラントですが、高齢者でもインプラント治療を受けることはできるのでしょうか。

 

■インプラントを受けることができる条件について

インプラント体を埋め込む条件に、顎の骨の量が十分であること、外科手術を受けても内科的に問題がないことがあります。したがって、高齢者であっても、この二点がクリアできればインプラント治療を受けることは可能と言えます。

 

顎の骨の量が十分であることは、インプラントの絶対条件です。顎の骨の量が少ないと、インプラント体と骨の結合が難しく、インプラントがしっかりと固定されません。上顎の場合、顎の骨が十分でないケースの場合、ザイゴマインプラントという術式がありますが、全ての歯科医院でこの術式を取り扱っているわけではありません。

顎の骨の量は、歯周病の進行によって変わります。高齢になるにつれ、歯周病は悪化する傾向にありますが、全ての高齢者が重度歯周病というわけではありません。高齢者であっても歯周病がそれほど進行しておらず、顎の骨の量が十分な方もたくさんいらっしゃいます。

このように、インプラント治療を受ける条件としてまずは顎の骨の量が大きく関わってきます。

 

内科的に問題がないかどうかもインプラント治療を受ける上で大変重要です。

まず内科の主治医から抜歯を禁止されている方は、当然インプラント治療を受けることはできません。飲んでいるお薬や体質により、外科処置ができないことがあるため、内科の主治医に外科処置ができるかどうか確認することが必要です。

 

また高齢者になると、多くの病気を抱えがちになります。高血圧や糖尿病などはその代表であり、インプラント治療を選択肢として考える場合は、内科的に病気をコントロールする必要があります。主治医と相談の上、よく相談して下さい。

 

閉経後の女性はホルモンの減少により骨粗鬆症になる方が多く、インプラント治療を希望する方は注意が必要です。骨粗鬆症のお薬をその際に処方されるBP製剤(ビスホスフォネート製剤)を服用している方は、抜歯やインプラントなどの外科処置を行うことで重篤な症状が引き起こされることがあります。BP製剤を服用中の方は、内科の主治医と歯科医師とよく相談し、治療法を選択してください。

 

■高齢者の方は主治医とよく相談して

高齢者でも条件が整えばインプラント治療は可能です。しかし全身疾患や飲んでいるお薬により、インプラント治療ができないことがあります。インプラント以外の治療法としては、入れ歯が最もスタンダードな治療法で、誰でも治療を受けることができます。

しっかり噛んで食事を美味しくいただくためにも、主治医とよく相談して最適な治療法を選択するようにして下さい。

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