歯周病と医療費の関係

歯周病と医療費の関係

「定期的に歯のクリーニングに通うとお金がかかるから行きたくない」と感じる方はいませんか?確かに歯周病予防のための歯石除去やクリーニングはある程度費用がかかります。しかし歯周病になってしまうと、かえって医療費がかかってしまうのです。今回は歯周病と医療費の関係に焦点を当ててみたいと思います。

 

■歯周病の怖いところとは

歯周病は虫歯と並んで歯を失う2大疾患のひとつと言われており、特に最近は虫歯よりも歯周病によって歯を失うケースが増えてきていると言われています。

歯周病を予防するためには毎日の歯磨きに加え、歯科医院で定期的な歯石除去やクリーニングが必要です。

しかし治療ならともかく、予防のためにわざわざ高いお金を払う必要はないのではないか、また歯石除去やクリーニングはお金がかかるからという理由で受診しなくなると、歯周病は確実に悪化します。

歯周病が進行するとどのようになるか、自覚がない方もたくさんいらっしゃいます。そこが歯周病の怖いところであり、症状が悪化するまで歯周病に気づかない方も少なくありません。歯ぐきの腫れや出血の初期症状から始まり、口臭がきつくなる、歯ぐきが下がる、顎の骨が吸収され始めて歯が揺れ動くという症状に進行します。さらに悪化すると歯ぐきに膿が溜まり、ひどい口臭を放つため周りに不快感を与えてしまいます。そしてますます歯が揺れ動き、最終的に抜け落ちるか抜歯になってしまいます。

 

定期的に歯石除去を受けていると、歯周病の進行を抑制し、現状維持を保つことができますが、何も気になることはないからと定期検診を受けずにいると、後悔する結果が待ち受けていると言っても過言ではありません。

 

■歯周病は全身の健康に関わっている

歯周病の怖いところは、お口の中だけでなく体の健康にも関わっているところです。

特に関わりが深い全身疾患として糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、早産および低体重児出産などが挙げられます。

特に糖尿病は合併症を伴う怖い病気です。この糖尿病は歯周病と関わりが非常に強いと言われています。

 

全身の病気になると医療機関を受診する機会が増え、医療費が増えてきます。

また歯周病になって歯を失うと、噛む機能が著しく低下し、体の健康にも悪い影響をあたえてしまいます。食事が疎かになることで体の健康を損ね、様々な病気のもとになるのです。

 

■生涯医療費を抑えるためにも定期検診はきちんと受けるべき

定期検診を受けると確かに費用は必要になります。しかし定期検診を受けずに過ごすと、やがて歯石が溜まって歯周病リスクが高まり、気付かない間に症状が進行します。

歯周病になると歯がグラグラしてしっかり噛めなくなり、体の健康にも影響が及んでしまいます。体の健康に影響が出ると医療機関を受診する回数が増え、結果的に費用がかかることになってしまいます。医療費を抑えるためにはまず健康でいることが第一です。

歯周病にならないためにも、定期検診はきちんと受けておきましょう。


歯ぐきの腫れの原因とは

歯ぐきの腫れは、歯磨きがきちんと行えずに汚れが溜まるとすぐに起こってしまいます。しかし歯ぐきの腫れは単にお口の中の不衛生だけ起こるわけではありません。中にはすぐに処置を必要とするケースもあり、その原因は様々です。今回は、歯ぐきの腫れの原因についてお話をいたします。

 

■歯ぐきの腫れについて

歯ぐきの腫れとは、歯ぐき全体が赤く腫れ、指で触ってプヨプヨしていたり、出血するなどがよく比較的見られます。一方、特定の部位の歯ぐきが腫れている場合、何らかの細菌感染が疑われます。以下に、歯ぐきが腫れる原因は次のことが挙げられます。

 

・ブラッシング不足による歯肉炎

歯ぐきの腫れで最も多い、ブラッシング不足による歯肉炎は特に思春期のお子さんや、妊婦の方によく見られます。丁寧なブラッシングで改善が可能です。

 

・歯周病による歯ぐきの腫れ

歯肉炎はブラッシングで改善できますが、歯周病による歯ぐきの腫れは、自宅でのブラッシングだけでは改善が難しいでしょう。歯周病は、歯周病菌により歯ぐきや歯周組織に起こる炎症です。歯周病が進行すると歯と歯ぐきの溝である歯周ポケットの数値が大きくなります。歯周病菌が歯周ポケットへ入りこむと歯ぐきの炎症を引き起こし、慢性的な歯ぐきの腫れを引き起こします。

 

・合っていない被せ物

被せ物が合っていないことも、歯ぐきの腫れを引き起こしてしまいます。歯と被せ物のの周囲に細菌が繁殖することで歯ぐきが腫れてしまいます。

 

・根尖性歯周炎

根尖性歯周炎という聞き慣れない名前も、歯ぐきの腫れの原因になります。根の先に膿が溜まることで歯ぐきが腫れてしまいます。

根尖性歯周炎の原因は、根の治療後に再び細菌が繁殖すること、また歯をぶつけて神経が芯でしまったことによるものがあります。歯肉炎のように歯ぐきのきわでなく、根の先端近辺で腫れが起こります。

なお根尖性歯周炎は歯科医の痛みの中で最も痛いと言われています。あまりに症状がひどいときは、大きな口腔外科で点滴などの処置が必要になる場合があります。

 

・智歯周囲炎

智歯とは親知らずのことで、親知らず周囲の歯ぐきが腫れることを智歯周囲炎と言います。

親知らずはいちばん奥に生えているためブラッシングが非常に行いにくく、汚れが溜まりがちになります。溜まった汚れにより細菌が繁殖し、歯ぐきの腫れを引き起こしてしまいます。

 

・歯根破折

歯根破折とは、歯の根が割れている症状のことです。歯の根が割れるとその部分から細菌感染が起こります。そのため割れてしまった歯の周辺全体が腫れてしまいます。

 

■歯ぐきが腫れたら早めに歯科医院を受診すること

歯ぐきの腫れについてお話をしました。歯ぐきの腫れは、歯肉炎だけとは限りません。強い痛みを感じる場合や特定の部位だけが腫れている場合、できる限り早めに歯科医院を受診して、適切な処置を受けることが大切です。


デンタルフロスのご紹介

皆さんこんにちは。歯科衛生士の中嶌です。

前回の星川に続きパワーアップ商品のご紹介です。

 

いきなりですが、皆さん虫歯の好発部位(できやすい場所)をご存知ですか?

・噛み合わせ(咬合面)

・歯と歯茎の境目(歯頸部)

・歯と歯の間(隣接面)です。

その中でも歯と歯の間は目には見えにくく、気づいた時には進行していることも!!

そして普段歯磨きはきちんとしてるのに…という方も多いと思います。

でも、実は歯ブラシだけでは6割〜7割程の歯垢しか落とすことが出来ないんですよ!

そこで登場するのがデンタルフロス!!

歯と歯の間の汚れは専門のケア用品にお任せ!

1日1回のケアで虫歯リスクがぐっと下がります。

特に使用する時間帯は寝る前がおすすめです。

その理由は、就寝中は唾液の分泌が少なくなり、口の中の細菌が増殖しやすい環境になるためです。

就寝中の口の中を清潔に保つには、寝る前に細菌のかたまりである歯垢をできるだけ取り除くことが大切です。

ではお子さんの場合もフロスは必要でしょうか??

もちろんです!!!

乳歯の虫歯の進行は永久歯より早く進みます。

フロスを使ってお子さんの大切な歯を守ってあげましょう。

そんな親御さんの想いに応えたく入荷したのが、お子さん用デンタルフロスフロッシーです。(前置きがだいぶ長かったですね…笑)

6種類(バナナ・オレンジ・いちご・ぶどう・リンゴ・マンゴー)のフレーバーでお子さまも楽しくケア♪

いつでも清潔な個包装パックで、お出かけや旅行にも持っていけます!

姪っ子ちゃんや甥っ子ちゃん、お孫さんへのプレゼント、ママ友さんへのちょっとしたお礼のプレゼントにも持ってこい!

お菓子より気が利いてるかも!?

一箱600円です。

ぜひお試しください☆

 


根管治療の重要性

虫歯は、進行具合によって治療内容が異なります。激しい痛みを伴う虫歯は、神経の治療である「根管治療」を行う必要があります。この根管治療は、歯の今後に関わるたいへん重要な治療です。今回は根管治療の重要性にスポットを当ててみました。

 

■根管治療とは

虫歯は、虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶ける病気です。歯の表面のエナメル質が溶ける程度では痛みなどの自覚症状は感じません。しかし虫歯がエナメル質の内部にある象牙質まで及ぶと、甘いものや冷たいものが滲みるようになり、さらに虫歯が象牙質内部の神経や血管が通っている「歯髄」にまで及ぶと、ズキズキと脈打つような激しい痛みに襲われます。

神経まで達した虫歯の場合、細菌に汚染された神経を取り除き、根の中をきれいに消毒する「根管治療」が必要となります。

 

何回かに分けて根の中を綺麗に消毒し、完全に綺麗になった状態が確認できたら次は根管の中に最終的な薬を詰めて密閉する「根管充填」を行います。

問題がなければファイバーコアなどの土台を立てて型取りを行い、被せ物を装着して機能を回復させます。

 

根管治療は、ご自身の歯を残すための大変重要な治療であり、歯の寿命を大きく左右する治療であると言えます。

 

■根管治療の種類

根管治療には3種類あり、どれも根管内部に起こった炎症を鎮める治療を行います。

 

・抜髄・・・神経のある歯が虫歯菌などの細菌感染により歯髄内に炎症が起きている状態。細菌感染した神経を取り除き、根の中をきれいにする治療。

 

・感染根管処置・・・被せ物の下で根管内が細菌感染を起こしている状態。被せ物を取り除き、根管内部をきれいにする治療。

 

・再根管治療・・・根管治療を行ったにもかかわらず、痛みや違和感がある場合、抜髄時などの細菌感染が疑われる状態で、再度根管治療を必要とするケース。しかし再治療の成功率はそれほど高くない。再根管治療を繰り返すことで歯が薄くなり、将来的に抜歯の可能性もある。

 

 

■根管治療で注意すべき点とは?

根管治療は一度の治療では終わりません。細菌の汚染された根管内部を完全にきれいにするためには何度か通院する必要があります。「何度も歯医者に通うのは面倒」と思われるかもしれませんが、ここでしっかりと根の治療を行っておかないと、いつまでも痛みや違和感がある、歯ぐきが腫れるなど重篤な症状が出ることがあります。

抜髄や根管治療を行って痛みがなくなったから通院を止める人も、実は少なくありません。しかし痛みがなくなったからといって必ずしも根管内部が綺麗になったとは限りません。少しでも細菌が根管内に残っていると、細菌は再び増殖するからです。

 

根管治療は、歯を残すための重要な治療です。途中で中断することのないよう、根の治療は必ず最後まで行うことが何よりも大切です。


11年目もパワーアップ☆*゚

皆様こんにちは!歯科衛生士の星川です☺︎︎

10月に入り、秋もどんどん深くなって行きますね😊秋は、食欲の秋、運動の秋、読書の秋……と様々な楽しみがありますね✨平成最後の秋を楽しみたいですね🌰🍂

 

さて!タクヤデンタルクリニックは10月2日に、開業11周年を迎えました👏✨皆様に支えられてここまで来れました。ありがとうございます。これからも、皆様の健康づくりのお手伝いをしていきますのでよろしくお願いします!!

そして、スタッフからは、理事長に、サプライズムービーをプレゼントしました🎁💕

 

改装を終え、タクデンはさらにパワーアップしていきます💪✨

今日は、パワーアップとして2つをご紹介します!

1つ目は……

コンクールFです!

特徴

1.高い殺菌効果

   歯周病に効果のある殺菌成分「グルコン酸ク         ロルヘキシジン」  が最大12時間も歯面に吸着して殺菌力が持続

2.使用感が良い

ピリピリぜす、ほのかな爽快感で後味スッキリ!

コップ一杯の水に数滴混ぜて、すすぐだけなので、毎日気軽に使えます。

 

2つ目は……

コンクールジェルコートFです!

特徴

1.フッ化ナトリウムで歯を強く

フッ素を配合し、再石灰化を促進し、歯磨きのたび歯を強くする

2.歯に優しい

歯面を傷つけるリスクのあら研磨剤は無配合

3.殺菌効果

殺菌剤の「塩酸クロルヘキシジン」を配合し、殺菌効果により、むし歯、歯周病を予防。口臭防止効果も!

洗口剤や歯磨きジェルは気軽に使えるので、むし歯や歯周病予防の為の日々のケアにオススメです👌✨

気になる方は、スタッフまでお申し付けください😊🙆

 


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